練馬区平和台(有楽町線・副都心線)が最寄駅のコンチェルト針灸院 一応院長の松浦聡です♪
本日は不妊症の体質改善に用いる鍼灸のツボの取り方を動画でご紹介いたします。
本日紹介するのは手首にある「神門」というツボです。
このツボは五臓六腑の「心」の経絡に属する原穴(その経絡の中で最も重要とされるツボ)と呼ばれるツボになります。
どのような不妊症の方にこのツボを使うかというと、自律神経失調によるギザギザの基礎体温の方や、睡眠障害(入眠困難)のお悩みがある方に「印堂」や「内関」などのツボと併せて使ったりします。
当院ではこれまでの臨床経験よりお灸よりも鍼が適するツボと考えているのでこのツボにお灸は基本的に使いませんが、ご自宅でツボを刺激する場合は置き鍼やお灸など試してみて、症状が一番軽くなる方法を続けてみてください!
*睡眠障害でも、寝ている途中で起きてしまう中途覚醒の場合は、東洋医学では気虚(気=エネルギーの不足)と捉えて、足三里や合谷・気海など別のツボが第一選択になります。
五臓六腑の「心」の症状としては他にも動悸・不整脈・血圧の問題など血流に関するものや、味覚の障害などが挙げられ、神門はこれらの症状を改善する目的にも使われます。
ということで、神門のツボの取り方ですが、掌側の手首でギュッと拳を握った時に出来る小指側の陥凹がツボの位置になります。
毎度のことながら文章での説明がわかりづらいので、時間のある方は動画をご覧ください(=゚ω゚)ノ
ブログをご覧頂いている鍼灸の学生さん向けにアドバイスを一つ♪
教科書上の神門は尺側手根屈筋の撓側の陥凹ですが、澤田流神門は尺側手根屈筋の尺側にとります。
尺骨神経に鍼が触れるとかなりきつい響きが出るので、鍼の刺激に弱い方には澤田流神門の方が刺激を抑えられるのでお勧めです!
2015
24Jul
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