こんにちは、音楽家のフォーカルジストニア(職業性ジストニア)を専門的に診ている、練馬区平和台のコンチェルトはりきゅう院 院長の松浦聡です。
本日はプロのバイオリニストさんのフォーカルジストニア(音楽家の職業性ジストニア)症例です。
今回のバイオリニストさんは、演奏活動と生徒さんへのレッスンを行っている方で、右手で弓を動かすボーイングが自由に行えなくなる症状でご相談いただきました。
病歴は下記のとおりです。
発症したのは去年2019年の秋頃で、弓元から弓先へとおろしていくダウンボーイングの時に、弓中までしか動かなくなり、それ以上弓先に向かおうとすると痛みが出るようになった。
整形外科を受診してレントゲンを撮ったが、腱鞘炎と診断されてシップと飲み薬を処方された。
演奏を休んでいたら痛みはなくなったが、関節の動きは撓屈(手関節を親指側に倒す動き)して固まったままで変化なし。
撓屈しないように筋肉の力で抑え込もうとすると、手関節が伸展(手の甲側に反らす動き)する。
2020年2月くらいから、弓だけでなく、コップなど持つだけでも撓屈してしまうようになる。
ということで、動画投稿の御許可を頂けたので、YOUTUBEにアップいたしました。
初回施術前の動作確認などもカットせずにのせたので、少し長めの動画になっており、回復途中ではありますがご覧くださいませ♪
数年前はフォーカルジストニアという病名もあまり浸透していなかったこともあり、発症してから数年から数十年たってからご相談される方が多かったですが、最近は発症して数カ月くらいと比較的早めにご相談いただくケースが増えてきました。
これからもフォーカルジストニア関連の動画をさらに増やして、ミュージシャンの皆様のお役に立てる情報をお届けできたらと思いますので、YOUTUBEチャンネルのチャンネル登録もお願いいたします(#^^#)
バイオリン以外にも様々な楽器の様々なフォーカルジストニア症例を報告しておりますので、楽器演奏時の症状でお悩みの方は下記リンクからも探してみてください!!
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