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鍼灸でミュージシャンのお悩み解消(フォーカルジストニア・局所性ジストニア・腱鞘炎・管楽器演奏時の口周りの症状など)のお手伝いを行っている練馬区のコンチェルト鍼灸院 院長の松浦聡です。
ほんじつのブログはフォーカルジストニア関連のQ&Aです♪
質問者さんはピアノのフォーカルジストニアと診断された、高校生の女性です。
Q1:現在は片手のみフォーカルジストニアの症状が出ているが、もう片方の手にも症状が進むことはありますか?
A1:ピアニストの方で、右手だけジストニアだった方で、左手にもジストニア症状があらわれた方もいます。ほかにもドラムでは左手の症状からジストニアが始まり、右足のバスドラムも叩けなくなり、右手にも支障が出た方もいます。ベースやギターでも同様に発病部位が増える方を診ていますので、別の部位にも進行する可能性はあります。
Q2:子供を産んだ場合にフォーカルジストニアが遺伝する可能性はありますか?
A2:親子で同じ楽器を演奏していて、親子ともにフォーカルジストニアという患者さんは、当院の患者さんの症例としては多くありません。ただ、親子で性格や練習環境、骨格に対する演奏のフォームが似ていると、同じようにフォーカルジストニアを発症するリスクは高くなるかと思います。
Q3:局所性ジストニア(フォーカルジストニア)が全身性のジストニアに進行することはありますか
A3:フォーカルジストニアは、動作特異性ジストニアとも呼ばれ、ピアノの鍵盤を弾くときや、ギターの弦をおさえる時など、楽器演奏時に現れる症状になります。鍵盤を弾くときに指が曲がってしまい演奏できなくなる方で、車のハンドルを握るときにも指が巻き込む症状や、パソコンのタイピングでも同様の症状が出る方もいらっしゃいます。
この症状が全身に広がるかというと、症例として聞いたことはありません。脳卒中などからの二次性ジストニアではなく、原因不明の本態性ジストニアとしては、可能性は低いかと思います。
ということで、本日のブログはこの辺で終わらせていただきます!
楽器演奏時のジストニアだけでなく、婦人科疾患や不妊症などに関するご質問なども、当院ホームページのお問合せから遠慮なく、ご質問くださいませ♪
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2019
04Jul
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